「相談支援員に電話をしても、なかなか折り返しがない」
「面談でこちらの話を聞かず、上から目線で決めつけられてしまう」
日々の生活や就労を支える大切なパートナーであるはずの相談支援員に対し、このようなモヤモヤを抱えていませんか?
将来に関わることだからこそ、信頼できる人にサポートしてほしいと願うのは当然のことです。
「お世話になっているから言い出しにくい」
「変えてもらうなんてわがままかもしれない」
そんなふうに、一人で悩む必要はありません。
支援員との相性は、サービスの質、ひいてはご自身の生活の充実度に大きく関わります。
この記事では、岡崎市で就労継続支援B型事業所「岡BASE ピーシーラボ」が、相談支援員と「合わない」と感じた時の具体的な対処法を3つのステップで解説します。
話し合いのコツから、担当者や事業所の変更手続き、そして本当に信頼できる支援者の探し方をお伝えします。
現状を変えるための方法は、いくらでもあります。
この記事が、安心して相談できる環境作りの参考になれば幸いです。
「自分に合った働き方って何だろう…」
一人で悩んで、貴重な時間を無駄にしていませんか?
あなたの適性や希望に合わせた働き方のご相談まで、
障害福祉の専門スタッフがサポートします。
あなたが「納得して、次の一歩を踏み出すこと」です。
相談支援員と合わないと感じるのはあなただけじゃない
「自分の担当の相談支援員、なんとなく合わない気がする……」
そう感じてインターネットで検索しているのは、決して自分だけではありません。
実は、私の事業所に来られる親御さんからも、同様の悩みをよく耳にします。
ここでは、実際にどのような悩みが多いのか、そしてなぜ無理をして合わせる必要がないのかをお伝えします。
不安な気持ちを少しでも軽くしていただければと思います。
- 利用者・家族から聞こえるリアルな声
- 我慢し続ける必要はない理由
利用者・家族から聞こえるリアルな声
よくある声としては、まず「連絡の取りづらさ」が挙げられます。
「電話をしてもいつも不在で、折り返しが数日後になる」
「モニタリングの時期以外は全く連絡がない」
といった状況です。
緊急の相談がある時に連絡がつかないと、不安は募るばかりでしょう。
次に多いのが、「態度の問題」です。
「専門用語ばかり使って早口で話される」
「こちらの希望を伝えても『それは無理ですね』と頭ごなしに否定される」
「高圧的で、相談するのが怖くなってしまった」
という声も耳にします。
本来、思いを代弁すべき立場の人が、逆にプレッシャーを与えてしまっているのは残念なことです。
また、「提案力のなさ」に不満を持つ方もいます。
「とりあえず今のままでいいんじゃないですか」と、新しいサービスや社会資源の情報を提供してくれない。
「計画書が毎回コピペのようで、実態に即していない」
こうした悩みです。
SNSやインターネット上の掲示板でも、「相談支援員 変えたい」「相談支援専門員 偉そう」といった言葉が多く見られます。
同じように感じている方は、実はたくさんいるのです。
我慢し続ける必要はない理由
「関係を悪くしたくないから」
「地域で噂になったら困るから」
そう考えて、不満を飲み込んで我慢してしまう方もいらっしゃいます。
しかし、合わない相談支援員との関係を続けることには、大きなデメリットがあります。
最大のデメリットは、「適切な支援が受けられなくなる」ことです。
相談支援員は、必要なサービスをコーディネートする「要」の存在です。
コミュニケーションがうまくいかないと、本来必要だったサービスに繋がれなかったり、体調や環境の変化に対応したプラン変更が遅れたりする可能性があります。
また、相談すること自体がストレスになってしまっては本末転倒です。
「次の面談が気が重い……」
そう感じながら生活するのは、精神衛生上よくありません。
相談支援員や事業所を変更することは、制度上認められた利用者の権利です。
次の章からは、具体的にどのような手順で対処していけばよいのか、段階を追って解説していきます。
円満に状況を改善する方法は必ずありますので、ご安心ください。
「自分に合った働き方って何だろう…」
一人で悩んで、貴重な時間を無駄にしていませんか?
あなたの適性や希望に合わせた働き方のご相談まで、
障害福祉の専門スタッフがサポートします。
あなたが「納得して、次の一歩を踏み出すこと」です。
相談支援員と合わない時の対処法3ステップ
「合わない」と感じたとき、いきなり事業所を変えるしかないと思い込んでいませんか?
実は、解決策はいくつか段階があります。
状況に合わせて、負担の少ない方法から試してみるのがおすすめです。
ここでは、関係改善のための「3つのステップ」をご紹介します。
ご自身の状況に合わせて、できそうなことから始めてみてください。
- Step1. まずは話し合ってみる
- Step2. 担当の相談支援員を変えてもらう
- Step3. 相談支援事業所を変える
Step1. まずは話し合ってみる
最初のステップは、「困っていることを具体的に相手に伝える」ことです。
相談支援員も人間ですので、悪気なく対応が遅れていたり、不満に気づいていなかったりすることもあります。
「察してほしい」と待つよりも、言葉にして伝えることで改善されることも珍しくありません。
話し合う際は、感情的にならず、「事実」と「要望」を伝えることです。
「〜してくれないと困る」と責めるのではなく、「〜していただけると助かります」という依頼の形をとると、相手も受け入れやすくなります。
例えば、以下のように伝えてみてはいかがでしょうか。
【連絡が遅い場合】
「今後の予定を早めに調整したいので、お電話いただいた際の折り返しは、翌日の午前中までにいただけると助かります。」
【専門用語が多くて分かりにくい場合】
「福祉の制度については不慣れなので、専門用語を使わずに説明していただけますか?後で読み返せるように、資料もいただけると嬉しいです。」
【要望を聞いてくれない場合】
「〇〇というサービスに興味があるのですが、利用できる可能性について一緒に考えていただけませんか?」
このように具体的に要望を伝えることで、担当者の意識が変わり、コミュニケーションが円滑になることがあります。
Step2. 担当の相談支援員を変えてもらう
話し合いをしても改善が見られない、あるいは「相性がどうしても合わない」「高圧的な態度が変わらない」という時は、同じ事業所内で担当者を変更してもらう方法があります。
相談支援事業所には、複数の相談支援専門員が在籍していることが多いです(一人事業所を除く)。
事業所自体の方針には不満がないけれど、担当者個人との相性が悪いという時は、この方法が最もスムーズです。
変更を希望する際は、事業所の「管理者」に連絡をしましょう。
担当者本人に直接「変えてほしい」と言う必要はありません。
【伝え方の例】
「現在担当していただいている〇〇さんには感謝しているのですが、話し合いのペースや視点が少し合わないと感じることがあります。もし可能であれば、別の相談員の方とお話ししてみたいのですが、ご相談に乗っていただけないでしょうか?」
「相性が合わない」というのは正当な理由です。
決して「わがまま」ではありませんので、遠慮なく管理者に相談してみてください。
事業所側としても、利用者が離れてしまうよりは、担当変更で継続して利用してもらう方がありがたいと考えるのが一般的です。
Step3. 相談支援事業所を変える
「事業所の対応自体が不誠実」
「管理者に相談しても取り合ってもらえなかった」
「そもそも一人事業所で担当変更ができない」
このような時は、相談支援事業所そのものを変更することを検討しましょう。
事業所を変更すれば、全く新しい環境で、新しい相談員と関係を築くことができます。
また、相談支援事業所を利用せず、自分で計画案を作成する「セルフプラン」という手段もあります。
最終的な手段として、どうしてもうまくいかない時は、各都道府県の社会福祉協議会にある「運営適正化委員会」に相談することもできます。
ですが、まずは他の事業所を探してみるのが現実的で前向きな解決策です。
次の章では、失敗しない「新しい事業所の探し方」について詳しく見ていきましょう。
「自分に合った働き方って何だろう…」
一人で悩んで、貴重な時間を無駄にしていませんか?
あなたの適性や希望に合わせた働き方のご相談まで、
障害福祉の専門スタッフがサポートします。
あなたが「納得して、次の一歩を踏み出すこと」です。
信頼できる相談支援員・事業所の探し方
事業所を変える決心をしても、「次は失敗したくない」という不安があると思います。
特にここ岡崎市には多くの事業所があるため、どこを選べばいいか迷ってしまう方も多いでしょう。
自分に合った事業所を見つけるためには、事前の情報収集が重要になります。
ここでは、信頼できる事業所を見極めるためのポイントと、具体的な探し方をお伝えします。
- 良い相談支援事業所を選ぶ4つのポイント
- 見学・初回相談で見極めるチェックリスト
- 岡崎市で相談支援事業所を探す方法
良い相談支援事業所を選ぶ4つのポイント
事業所選びで確認していただきたいのは、以下の4点です。
- 対応している障がい種別・年齢層
事業所によって、「身体障害に強い」「精神障害の支援経験が豊富」「児童専門」など、得意分野が異なります。
ご自身の特性や年齢に対応しているか、ホームページや電話で確認しましょう。
- 相談支援専門員との相性・人柄
これが最も重要です。
知識や経験も大切ですが、「話しやすいか」「否定せずに聞いてくれるか」といった人としての相性が、長く付き合っていく上では欠かせません。
- 地域とのつながり・情報力
良い事業所は、地域の就労移行支援や就労継続支援(A型・B型)、医療機関と密接なネットワークを持っています。
「〇〇さんなら、あそこのB型事業所が合うかもしれませんよ」
といった、具体的で鮮度の高い情報を持っているかがポイントです。
就労を目指す方は、就労支援の知識があるかも聞いてみましょう。
就労継続支援B型については「就労継続支援B型とは?仕事内容から工賃、A型との違いも分かりやすく解説」の記事で詳しく解説しておりますため、ご覧ください。
- 連絡体制とフットワーク
電話がつながりやすいか、不在時の折り返しは早いか、緊急時に対応してくれるかなど、連絡のとりやすさも安心感に直結します。
見学・初回相談で見極めるチェックリスト
候補の事業所が見つかったら、契約前に必ず見学や面談(初回相談)に行きましょう。
その際、以下のリストを参考にチェックしてみてください。
3つ以上「はい」があれば、信頼できる事業所の可能性が高いです。
- こちらの話を遮らず、最後まで聞いてくれたか?
- 専門用語を使わず、分かりやすい言葉で説明してくれたか?
- 出来ないこと(リスクなど)についても、正直に説明してくれたか?
- 「こうすべきだ」と決めつけず、こちらの希望を尊重してくれたか?
- 事業所の室内は整理整頓され、雰囲気が明るかったか?
特に最初の「話を聞いてくれるか」は重要です。
一方的にサービスを売り込むのではなく、困りごとに耳を傾けてくれる姿勢があるかを見てください。
事業所の雰囲気は、実際に働くスタッフや、行われている作業内容を見ることで、より具体的にイメージできます。
岡崎市で相談支援事業所を探す方法
では、具体的に岡崎市で事業所を探すにはどうすればよいでしょうか。
- 岡崎市の窓口でリストをもらう
各区の福祉事務所や障害福祉課に行くと、市内の「指定特定相談支援事業所一覧」をもらえます。
住所や電話番号、対象障害などが一覧になっています。
- 岡崎市障害者基幹相談支援センターに聞く
基幹相談支援センターは、相談支援事業所をサポートする役割も持っています。
ここで、地域の評判や、ご自身の状況に合いそうな事業所を紹介してもらえることもあります。
- 現在利用している通所先に相談する
もし現在、就労移行支援や就労継続支援B型などを利用しているなら、その通所先のスタッフに聞いてみるのも有効です。
通所先は多くの相談支援員とやり取りをしているため、
「あそこの事業所さんは対応が丁寧ですよ」
「利用者さんの評判が良いですよ」
といった現場のリアルな情報を知っています。
もし、岡崎市で障害福祉サービスについてお悩みでしたら、私たち株式会社トカクにもお気軽にご相談ください。
「今の計画で本当にいいのか不安」
「セルフプランに切り替えたい」
といったご相談にも応じています。
特に就労継続支援B型事業所「岡BASE ピーシーラボ」や、放課後等デイサービス「トカクの発達ラボ」では、利用者さん一人ひとりに寄り添ったプランニングのサポートも行っています。
参考記事」岡崎市の就労継続支援B型一覧|65事業所から自分に合う施設の選び方
相談支援事業所を変更する手続きと注意点
新しい事業所の候補が決まったら、いよいよ変更の手続きです。
「手続き」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえればスムーズに進められます。
変更をスムーズに進めるための流れと、気をつけておきたいポイントを整理しました。
安心して次の手順へ進めるように、一つずつ確認していきましょう。
- 担当者を変える場合の流れと伝え方
- 事業所を変える場合の流れ
- 変更時に失敗しないための3つの注意点
担当者を変える場合の流れと伝え方
同じ事業所内で担当者だけを変える場合の手続きは比較的シンプルです。
- 管理者に相談・依頼する
前述の通り、管理者に電話などで相談します。
- 新しい担当者と顔合わせ
新しい担当者と面談を行い、相性や方針を確認します。
これまでの経緯も引き継ぎますが、改めて自分の希望をしっかり伝えましょう。
- 担当変更の完了
事業所内部で引き継ぎが行われ、次回から新しい担当者がサポートしてくれます。
注意点としては、変更後も元の担当者と事業所内で顔を合わせる可能性があることです。
気まずくならないよう、事業所側も配慮してくれるはずですが、挨拶程度は普通に行えるよう、「あくまで考え方の違い」というスタンスで依頼時にお礼を伝えておくと、後腐れがなくスムーズです。
事業所を変える場合の流れ
事業所を他のところへ変更する時は、以下の5ステップで進めます。
- 新しい相談支援事業所を探す・契約の内諾をもらう
「受け入れ可能です」という返事をもらってから、今の事業所に断りの連絡を入れます。
これが逆になると、行き先がないまま契約終了になってしまうので注意してください。
- 受給者証の更新タイミング(モニタリング時期)を確認する
受給者証の更新時期に合わせて変更すると、書類作成の手間が省けてスムーズです。
もちろん、更新時期以外でも変更は可能です。
- 現在の事業所に解約の意向を伝える
「〇月いっぱいで契約を終了させていただきたいです」と伝えます。
理由は「他の事業所も見てみたい」「通所先が変わるタイミングで」などで構いません。
- 市区町村(岡崎市など)へ届出を提出する
「計画相談支援・障害児相談支援依頼(変更)届出書」を役所の窓口へ提出します。
新しい事業所が決まったことを伝えます。
- 新しい事業所で計画書(案)を作成し、提出する
新しい担当者と面談し、計画書を作成してもらい、役所へ提出します。
変更時に失敗しないための3つの注意点
変更手続きで失敗しないために、以下の3点は必ず押さえておいてください。
- サービスの「空白期間」を作らない
今の事業所との契約終了日と、新しい事業所との契約開始日を連続させる必要があります。
例えば、3月31日で終了し、4月1日から開始するなどです。
ここに空白ができると、その期間は福祉サービスの利用ができなくなったり、費用が自己負担になったりするリスクがあります。
必ず新しい事業所と連携して日程を調整してください。
- 変更理由の伝え方(ポジティブに)
今の事業所に解約を伝える際、不満をぶつけるよりも
「新しい環境で心機一転頑張ってみたい」
「自宅に近い事業所に変えたい」
など、前向きな理由や物理的な理由を伝えた方が、引き継ぎがスムーズに進みます。
お互いに気持ちよく終わるのが、巡り巡って自分のためになります。
- 報酬請求の重複に注意
同じ月に、2つの相談支援事業所が計画書作成などの報酬を請求することは原則できません。
月途中の変更は手続きが複雑になることがあるため、基本的には「月末締め・翌月1日開始」での変更をおすすめします。
詳しくは、新しい事業所の担当者や役所の窓口で確認しましょう。
利用料や費用については「就労継続支援B型の利用料はいくらかかる?計算方法から自己負担と減免制度まで完全ガイド」の記事で詳しく解説しておりますため、ご覧ください。
また、就労継続支援B型を利用する上で気になる工賃(賃金)についても触れておきます。
厚生労働省が発表した最新のデータによると、令和5年度の就労継続支援B型の全国平均工賃は、月額で23,053円です。
工賃の詳細については「就労継続支援B型の工賃はいくら?平均額や計算方法を分かりやすく解説」の記事で詳しく解説しておりますため、ご覧ください。
まとめ:信頼できる支援者を見つけて安心できる生活を
相談支援員との相性は、福祉サービスを利用する上での土台のようなものです。
土台が不安定だと、その上に積み上げる生活も不安定になってしまいます。
最後にもう一度、この記事のポイントをおさらいしましょう。
- 相談支援員と合わないと感じるのは、決して自分だけではない
- 対処法は「話し合い」「担当変更」「事業所変更」の3ステップがある
- 変更は利用者の正当な権利。我慢せずに自分に合った支援者を探していい
- 事業所選びは、「相性」と「情報力」を重視し、必ず見学する
もし、現状に違和感があるなら、行動してみてください。
その行動が、毎日の安心感や、より良い環境を作るきっかけになるはずです。
- サービス管理者と話せるコミュニティで情報共有
サービス管理者と話せるコミュニティで情報共有
「一人で悩まず、気軽に話せる場所」
「聞かないと教えてもらえない、調べないと解らない」
「そもそも何を聞いたら良いのか解らない、だけど日々の生活に追われてしまう」
そんな時、岡BASE ピーシーラボのコミュニティで情報を得たり、相談してみませんか?
ご参加されたご家族は日頃から熱心に情報収集をされていますが、それでも「知らないサービスがあった」という新たな発見も。
また、「相談支援員さんや市役所への問い合わせは敷居が高い」「聞いても十分な情報が得られないことがある」といった、切実なご意見も伺いました。
「今回のような場が他(支援学校等)にもあると便利、定期的な開催があるとその時々の疑問等が聞けて良い」思うとの意見を頂きました。
普段の疑問や不満まで色んな話をしてみませんか?
私たちは、必要な情報をわかりやすく提供し、安心して相談できる環境を作ることを大切にしています。



