就労継続支援B型の工賃はいくら?平均額・決め方・収入を上げる方法

就労継続支援B型の工賃はいくら?平均額・決め方・収入を上げる方法 就労継続支援(A型・B型)

「就労継続支援B型の工賃は、月額3,000円くらいしか貰えないって本当?」
「最低賃金が適用されないから、どれだけ頑張っても収入は変わらないのかな…」

これから就労継続支援B型の利用を検討されている方や、ご家族の方にとって、「工賃(お給料)」は生活に関わる非常に大切なテーマですよね。

現場にいると、金額の多寡だけでなく、「自分の働きが正当に評価されるのか」という点を気にかけられる方が多いと感じます。

実は、B型の工賃は事業所によって本当に大きな差があります。
月額3,000円ほどの事業所がある一方で、月額5万円以上を支給し、自立に向けた大きな収入源にしている事業所も実在します。

つまり、「どの事業所を選ぶか」によって、手元に残る収入はもちろん、通うモチベーションも大きく変わってくるのです。

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岡BASEでは、計画書サンプルのご提供から、
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障害福祉の専門スタッフがサポートします。
私たちが目指すのは、計画書を「完成させること」ではありません。
あなたが「納得して、次の一歩を踏み出すこと」です。
まずは「不安」や「疑問」を、私たちに聞かせてください。
羽柴太一

就労継続支援B型事業所 岡BASE 代表の羽柴です。保育士資格幼稚園教諭一種小学校教諭一種のバックグラウンドを持ち、教育・福祉の観点から利用者様一人ひとりの可能性を広げる支援を統括しています。また、社会教育主事として地域社会との連携を深めつつ、第二種電気工事士の技術を活かした実践的な作業指導や環境づくりも牽引。ソフト・ハード両面から、誰もが安心して活躍できる場所づくりに尽力しています。

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  1. 就労継続支援B型の工賃、平均はいくら?【最新データ】
    1. 全国平均は月額23,053円|時給換算で約243円
    2. 愛知県の平均は約18,500円|岡崎市周辺の相場は?
    3. 工賃3,000円〜5万円超まで|事業所で10倍以上の差が出る理由
  2. 就労継続支援B型の工賃はどうやって決まる?仕組みを解説
    1. 工賃=「事業所の売上 − 経費」を利用者で分配
    2. 同じ事業所でも人によって工賃が違う理由
    3. 「能力給」導入で頑張りが反映される事業所も
  3. 工賃が高い事業所を見極める4つのチェックポイント
    1. ①「平均工賃」をWAM NETで事前に確認する
    2. ②仕事内容と工賃のバランスを比較する
    3. ③見学時に「実際の工賃」を具体的に質問する
    4. ④「将来の収入」につながるスキルが身につくか確認
  4. 岡崎市の就労継続支援B型事業所岡BASE ピーシーラボでの工賃
    1. 岡BASEの工賃は「時給300円〜」|愛知県平均を上回る理由
    2. 週4日×4時間で月収約2万円|具体的な収入シミュレーション
    3. 工賃だけじゃない|「PC堂」連携で一般就労への道も
  5. 工賃と他の収入を組み合わせた現実的な生活設計
    1. 工賃のみでの生活は難しい|だからこそ「組み合わせ」が重要
    2. 利用料は9割以上が「無料」|手取りを減らさない仕組み
  6. 就労継続支援B型の工賃に関するよくある質問
    1. Q. A型とB型、どちらが稼げますか?
    2. Q. 工賃が低い事業所はやめた方がいいですか?
    3. Q. 工賃は毎月変わりますか?
  7. まとめ|B型の工賃は「事業所選び」と「スキルアップ」で変わる

就労継続支援B型の工賃、平均はいくら?【最新データ】

まずは、国や地域のデータをもとに、就労継続支援B型の工賃の「相場」を見ていきましょう。
全体的な傾向を知ることで、事業所選びの基準が明確になります。

  • 全国平均は月額23,053円|時給換算で約243円
  • 愛知県の平均は約18,500円|岡崎市周辺の相場は?
  • 工賃3,000円〜5万円超まで|事業所で10倍以上の差が出る理由

全国平均は月額23,053円|時給換算で約243円

厚生労働省が発表した最新のデータによると、令和5年度の就労継続支援B型の全国平均工賃は、月額で23,053円です。

参考:令和5年度工賃(賃金)の実績について

この金額を見て、どう感じられたでしょうか。
一般就労の最低賃金と比べれば、どうしても低い水準にあるのが現状です。

ただ、この平均額は過去5年間で年々、緩やかに上昇傾向にあります。
国全体で工賃を上げていこうという動きがあり、少しずつ環境は良くなってきていると言えます。

もちろん、最低賃金が適用されないB型ですので、この金額はあくまで「平均」です。
実際にはこれより低いこともあれば、驚くほど高い工賃を支給している事業所もあります。

愛知県の平均は約18,500円|岡崎市周辺の相場は?

次に、私の住む愛知県の状況を見てみましょう。
愛知県の平均工賃は約18,500円(令和4年度実績)となっており、全国平均と近い水準で推移しています。

愛知県はモノづくりが盛んな地域ということもあり、関連する軽作業の仕事が比較的豊富にあることが理由の一つと考えられます。都道府県別のランキングで見ても、愛知県は上位に位置しています。

私が活動している岡崎市や、隣接する豊田市・安城市などの三河エリアを見ても、工賃向上に力を入れている事業所多い印象です。
従来の軽作業だけでなく、カフェ運営や農業、そして私たちが得意とするパソコン作業など、仕事の種類も増えてきました。

工賃3,000円〜5万円超まで|事業所で10倍以上の差が出る理由

ここで一番お伝えしたいのは、「事業所によって工賃の格差がとても大きい」という事実です。
月額3,000円程度の事業所もあれば、月額5万円以上をお支払いしている事業所も実際にあります。
その差は実に10倍以上。

なぜ、これほど大きな差が出るのでしょうか。
主な理由は、「作業内容」と「事業所の考え方」の違いにあります。

  • 作業内容の違い
    例えば、誰でもすぐに始められる簡単な軽作業はどうしても単価が低くなりがちです。一方で、Web制作やデータ入力、独自ブランドの商品販売など、専門的なスキルが必要な作業は収益性が高く、工賃も高くなる傾向があります。
  • 事業所の経営状態と還元率
    事業所自身が収益を上げているか、そしてその利益を利用者の方へどれだけ還元しようと考えているかによって、工賃は大きく変わります。

ただ、工賃が低い事業所が決して悪いわけではありません。
「工賃よりも、安心して過ごせる居場所であることを重視したい」
「ゆったりとしたペースで生活リズムを整えたい」
そうした目的に応えるために、あえて負担の少ない軽作業を中心にしている事業所もたくさんあります。

大切なのは、ご自身が「B型事業所に何を求めているか」です。
もし「しっかり働いて収入を得たい」と考えているなら、この差が生まれる仕組みを知っておくことがとても重要になります。

次の章で、その仕組みについて詳しく解説していきます。

就労継続支援B型の工賃はどうやって決まる?仕組みを解説

工賃が高い事業所と低い事業所の違いを理解するために、工賃が決まる「仕組み」についてもう少し掘り下げてみましょう。
ここを知っておくと、面談や見学の際に見るべきポイントが変わってきます。

  • 工賃=「事業所の売上 − 経費」を利用者で分配
  • 同じ事業所でも人によって工賃が違う理由
  • 「能力給」導入で頑張りが反映される事業所も

工賃=「事業所の売上 − 経費」を利用者で分配

就労継続支援B型には、A型のような最低賃金の保証、つまり雇用契約がありません。
その代わり、工賃は基本的に以下の計算式で決まっています。

工賃 = 事業活動で得た収入(売上) − 事業活動に必要な経費

利用者の方々が作業をして稼いだ「売上」から、材料費などの「実費」を引いた残りの金額を、みんなで分配する形です。
(※職員の給料などは国からの給付金で賄われるため、ここから引かれることはありません。ご安心ください。)

図解するならば、大きな【売上の円グラフ】があって、そこから【経費】を取り除き、残った【工賃の原資】を分け合う。
だからこそ、事業所自体が「稼ぐ力」を持っているか、そしてどれだけ経営努力をしてコストを抑えているかが、皆さんの手取りに直結するのです。

同じ事業所でも人によって工賃が違う理由

「同じ事業所に通っているのに、AさんとBさんで工賃が違うのはなぜ?」
そんな疑問を持たれることもあるかと思います。
これには、主に3つの理由があります。

  • 出勤日数・作業時間の違い
    当然のことながら、たくさん通って、長く作業をした方の方が工賃は多くなります。ご自身の体調に合わせて調整できるのがB型の良さですが、収入には反映されます。
  • 作業内容・スキルレベルの違い
    難易度の高い作業を担当できる方は、その分単価が高く設定されることがあります。例えば、PC作業なら「入力だけ」の方より「集計や作成」までできる方の方が評価されやすいです。
    就労継続支援b型 パソコン作業は「就労継続支援b型 パソコン作業」で解説しておりますため、ご覧ください。
  • 能力給(出来高制)の有無
    一律の時給ではなく、やった分だけ報酬が増える仕組みがあるかどうかも大きいです。

「能力給」導入で頑張りが反映される事業所も

最近では、利用者の方のモチベーションを高めるために、「能力給」や「時給+成果報酬」の制度を導入する事業所が増えてきました。

  • 能力給のメリット
    自分の努力やスキルアップが、そのまま数字として返ってきます。「今月はこれだけ頑張った!」という達成感があり、自信につながります。
  • 能力給のデメリット
    体調を崩して休んでしまったり、作業スピードが落ちたりすると、収入が減ってしまうリスクがあります。安定性という意味では、少し不安を感じるかもしれません。

私たちが運営する「岡BASE ピーシーラボ」では、一律ではなくスキルに応じた評価制度を取り入れ、透明性を大切にしています。
「頑張れば上がる」という仕組みがあることは、働く上での大きな励みになると考えています。
就労継続支援b型 工賃 能力給については「就労継続支援b型 工賃 能力給」で解説しておりますため、ご覧ください。

計画書サンプル
「計画書の書き方が不安…」
「自分に合った働き方って何だろう…」
一人で悩んで、貴重な時間を無駄にしていませんか?
岡BASEでは、計画書サンプルのご提供から、
あなたの適性や希望に合わせた働き方のご相談まで、
障害福祉の専門スタッフがサポートします。
私たちが目指すのは、計画書を「完成させること」ではありません。
あなたが「納得して、次の一歩を踏み出すこと」です。
まずは「不安」や「疑問」を、私たちに聞かせてください。

工賃が高い事業所を見極める4つのチェックポイント

「少しでも工賃が高い事業所で、やりがいを持って働きたい」
そう思われる方のために、事業所選びの際に必ずチェックしてほしい4つのポイントをお伝えします。
特別な知識は必要ありません。「WAM NET(ワムネット)」というサイトを使えば、どなたでも簡単に調べることができます。

  • ①「平均工賃」をWAM NETで事前に確認する
  • ②仕事内容と工賃のバランスを比較する
  • ③見学時に「実際の工賃」を具体的に質問する
  • ④「将来の収入」につながるスキルが身につくか確認

①「平均工賃」をWAM NETで事前に確認する

「WAM NET(福祉医療機構)」は、全国の障害福祉サービス事業所の情報を検索できる便利なサイトです。
ここには、各事業所の前年度の「平均工賃(月額)」が公開されています。

これを見る際、以下の数値に注目してみてください。

  • 平均工賃月額(最重要!)
    まずはここをチェックしましょう。地域の平均と比べてどうかが分かります。
  • 利用者数
    あまりに少なすぎるよりは、ある程度の人数がいれば、それだけ選ばれている理由があると言えます。
  • 目標工賃
    その事業所が「これからどれくらいの工賃を目指そうとしているか」という姿勢が見えます。

見学の予約をする前に、まずはスマホで地域の事業所を検索し、ざっくりとした数字を把握しておくのがおすすめです。

②仕事内容と工賃のバランスを比較する

数字が高いだけで決めるのではなく、「どんな仕事をして、いくらもらえるのか」のバランスを見ることが大切です。

  • 軽作業(内職・清掃など)
    時給換算で100円〜200円台が多い傾向にあります。単純作業なので未経験でも始めやすく、プレッシャーが少ないのがメリットです。
  • 専門作業(PC・デザイン・調理など)
    時給300円以上、中には500円〜600円を目指せる場所もあります。スキルが必要になりますが、将来仕事の幅が広がる可能性があります。

ここで一番考えていただきたいのは、「自分に合った作業か?」「興味を持って続けられそうか?」ということです。
どんなに工賃が高くても、苦手なことを毎日続けるのは辛いものです。
「これならやってみたい!」と思える仕事内容かどうかが、長く続けるための鍵になります。

③見学時に「実際の工賃」を具体的に質問する

WAM NETの情報はあくまで「平均」です。実際に見学に行った際には、遠慮せずに現場の職員に具体的な質問を投げかけてみてください。

例えば、こんな風に聞いてみると良いでしょう。

「今通っている利用者さんの、平均的な時給はいくらくらいですか?」
「入所して1年くらい経つと、どれくらい稼げるようになる方が多いですか?」

もし、この質問に対して言葉を濁したり、曖昧な回答しか返ってこない事業所は、少し注意が必要かもしれません。
自信を持って運営している事業所なら、実績や目安を正直に、誠実に教えてくれるはずです。

④「将来の収入」につながるスキルが身につくか確認

今の工賃の高さももちろん大切ですが、もっと長い目で見たとき、「これからの人生で稼ぐ力」が身につくかどうかも重要な視点です。

特に、将来的に一般就労(企業への就職)を目指している方にとっては、B型事業所はあくまでステップアップのための通過点です。

  • 実践的なパソコンスキルが身につくか
  • 資格取得のサポートはあるか
  • 社会人としてのマナーやコミュニケーションが学べるか

こういった「卒業後」も見据えた支援があるかどうかも、ぜひチェックしてみてください。
スキルという財産は、一度身につければ一生ご自身の助けになります。

「どの事業所が自分に合うのか分からない…」
迷われた際は、まずは実際に見学に行き、肌で雰囲気を感じてみるのが一番です。
岡崎市にある岡BASE ピーシーラボでは、随時無料見学や体験を受け付けています。無理な勧誘は一切ありませんので、お気軽にお越しください。
就労継続支援B型の対象者については「就労継続支援B型はどんな人が利用するの?対象者や利用メリットをわかりやすく解説」で解説しておりますため、ご覧ください。

随時無料見学や体験を受け付けています

(受付時間:平日 10:00〜18:00)

岡崎市の就労継続支援B型事業所岡BASE ピーシーラボでの工賃

ここで、少しだけ私の事業所「岡BASE ピーシーラボ」の実例をご紹介させてください。
「B型事業所でも、こんな風に成長できるんだ」「これくらい稼げる可能性があるんだ」という具体的なイメージを持っていただければと思います。

  • 岡BASEの工賃は「時給300円〜」|愛知県平均を上回る理由
  • 週4日×4時間で月収約2万円|具体的な収入シミュレーション
  • 工賃だけじゃない|「PC堂」連携で一般就労への道も

岡BASEの工賃は「時給300円〜」|愛知県平均を上回る理由

岡BASEでは、スタート時の工賃を時給300円からに設定しています。
これは、先ほどご紹介した全国平均を上回る金額です。さらに、日々の頑張りに応じて昇給があり、時給600円以上の利用者の方も在籍しています。

なぜ、高い工賃を実現できるのか。
それは、私たちが「PC作業特化型」の事業所だからです。

母体である「PC堂」と連携し、以下のような専門的な作業を行っています。

  • パソコンの解体・部品分別:パソコンを分解し、部品ごとに分別する作業です。プラモデル作りが好きな方に向いています。
  • HDD解体・分別:HDDを分解し、基盤を取り外します。工程が少なく取り組みやすい作業です。
  • 梱包作業:再生されたパソコンを丁寧にお客様のもとへお届けするための梱包を行います。
  • 清掃作業:作業スペースを整える、大切なお仕事です。

これらの単価の高いお仕事を受注できる体制を整えているため、その分を利用者の方に高い工賃として還元できています。
また、「何ができるようになれば時給が上がるか」を明確にした評価制度があり、目標を持って取り組みやすい環境を作っています。

週4日×4時間で月収約2万円|具体的な収入シミュレーション

では、具体的にどれくらいの手取りになるのか、シミュレーションしてみましょう。

ケース 計算式 月収目安
ケース①:入所直後・無理なくスタート 時給300円 × 4時間 × 16日(週4日ペース) 19,200円
ケース②:スキルアップ後(Mさんのような場合) 時給450円 × 4時間 × 16日(週4日ペース) 28,800円

体調に合わせて週4日ほど通い、月2〜3万円程度の収入を得る。
「毎日フルタイムで働くのはまだ自信がないけれど、自分のペースで社会と関わりながら、自分のお小遣いは自分で稼ぎたい」
そんな方にとって、ちょうど良いバランスではないでしょうか。

工賃だけじゃない|「PC堂」連携で一般就労への道も

岡BASEの大きな特徴の一つに、パソコンショップ「PC堂」が母体であるという点があります。
事業所内で力をつけた後は、実際の店舗であるPC堂での実習や、そのまま一般就労へのステップアップを目指すことも可能です。

単にその場の工賃をもらうだけでなく、「将来、月給20万円以上を稼げるようになるための準備期間」として、B型事業所を上手く活用してほしい。
私たちはそう願って、日々の支援を行っています。

岡BASEに少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ見学にいらしてください。皆さんの「働きたい」という気持ちを、私たちが全力でサポートします。

見学予約はこちら

(受付時間:平日 10:00〜18:00)

工賃と他の収入を組み合わせた現実的な生活設計

ここまで工賃のお話をしてきましたが、正直にお伝えします。
現状の制度では、B型の工賃だけで一人暮らしの全ての費用を賄うのは難しいのが現実です。

だからこそ、工賃だけに頼るのではなく、他の収入源や制度と「上手に組み合わせる」視点を持つことが、安心して生活をするための鍵になります。

  • 工賃のみでの生活は難しい|だからこそ「組み合わせ」が重要
  • 利用料は9割以上が「無料」|手取りを減らさない仕組み

工賃のみでの生活は難しい|だからこそ「組み合わせ」が重要

月額2〜3万円の工賃は、生活費の一部やお小遣いとしてはとても心強いものです。携帯代や趣味のお金など、自分で自由に使えるお金があることは、心の余裕にもつながります。

多くの方は、次のような収入や制度と組み合わせて生活設計を立てています。

  • 障害基礎年金
    障害等級にもよりますが、例えば2級の場合、月額約6.5万円〜の受給が可能です。工賃と合わせれば月10万円近くになり、生活のベースが整います。
  • 特別障害者手当など
    自治体によっては、独自の福祉手当がある場合もありますので、確認してみましょう。
  • グループホームの活用
    家賃補助が出るグループホーム(共同生活援助)を利用することで、住居費や光熱費などの生活コストを抑えるのも一つの賢い働き方です。

まずは「工賃+年金」などで生活の基盤を安定させる。
その上で、「もっと稼げるようになりたい」という意欲が湧いてきたら、A型事業所や一般就労へのステップアップを目指す。
そんな風に、段階的に目標を立てていくのが、無理なく前進するためのコツだと感じています。

利用料は9割以上が「無料」|手取りを減らさない仕組み

「せっかく工賃をもらっても、施設の利用料がかかったら意味がないのでは?」
そんな心配をされる方もいらっしゃいます。

しかし、就労継続支援B型の利用料は、基本的に前年度の世帯収入(ご本人と配偶者の収入)によって上限が決まります。ご両親の収入は関係ありません。

実際には、利用者の方の9割以上が負担額0円(無料)で利用されています。
ご自身の収入状況でどうなるかは、お住まいの市役所の障害福祉課で確認できますが、多くの場合、稼いだ工賃はそのままご自身の「手取り」になりますので、ご安心ください。

より詳しい利用料の仕組みについては「就労継続支援b型 利用料」で解説しておりますため、ご覧ください。

就労継続支援B型の工賃に関するよくある質問

最後に、見学の際によくご質問いただく内容にお答えします。
皆さんが疑問に思っていることは、他の方も同じように悩まれていることが多いですよ。

  • Q. A型とB型、どちらが稼げますか?
  • Q. 工賃が低い事業所はやめた方がいいですか?
  • Q. 工賃は毎月変わりますか?

Q. A型とB型、どちらが稼げますか?

シンプルに「今の時点で稼げる金額」だけを見れば、A型の方が稼げます

A型は事業所と雇用契約を結ぶため、最低賃金が保証されています。地域にもよりますが、短時間勤務でも月額7〜8万円程度になることが多いです。
しかし、その分「毎日決まった時間に働き続ける」といった、一般就労に近い責任やルールが求められます。

「お金」も大切ですが、今の体調や状況に合わせて「無理なく続けられるのはどちらか」という視点で選ぶことが大切です。
無理をして体調を崩してしまっては元も子もありません。焦らず、ご自身のペースを優先してください。
就労継続支援B型とA型の違いについては「就労継続支援b型 a型 違い」で解説しておりますため、ご覧ください。

Q. 工賃が低い事業所はやめた方がいいですか?

決してそんなことはありません。
工賃が低くても、
「スタッフさんがとても親切で、行くだけで元気になれる」
「レクリエーションが充実していて、仲間と過ごすのが楽しい」
といった、素晴らしい魅力を持つ事業所はたくさんあります。

大切なのは、ご自身が「何を目的としてB型に通いたいか」です。
「就労に向けた訓練と収入」を重視するなら工賃が高いところ、「居心地の良さと生活の安定」を重視するなら雰囲気が合うところ。
目的(ニーズ)に合わせて選ぶことが、満足のいく事業所選びの秘訣です。

Q. 工賃は毎月変わりますか?

はい、多くの場合は変動します。
B型の工賃は、時給や日給、または作業した分の出来高で計算されることが一般的です。
そのため、「通った日数」や「作業した量」によって、毎月の支給額は変わってきます。

これは逆に言えば、体調が優れないときは無理せず休み、元気な月はたくさん通って稼ぐ、といった**柔軟な働き方ができる**ということでもあります。
ご自身の波に合わせて調整できるのが、B型の大きなメリットの一つです。

まとめ|B型の工賃は「事業所選び」と「スキルアップ」で変わる

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
就労継続支援B型の工賃について、現場の視点からお話ししてきました。

最後に、これまでのポイントを改めて振り返ってみましょう。

  • 要点①:工賃には大きな差がある
    全国平均は月23,053円ほどですが、事業所によっては数千円から5万円超まで、実に10倍以上の差があります。
  • 要点②:高い事業所には理由がある
    工賃は「売上−経費」で決まります。高工賃の事業所は、専門的な作業などで収益を上げ、それを利用者の方に還元する仕組みを持っています。
  • 要点③:自分の目で確かめるのが一番
    ネットの情報だけでなく、見学に行って「実際の工賃」や「どんなスキルが身につくか(将来性)」を確認することが、後悔しない選び方です。

私たち「岡BASE ピーシーラボ」は、愛知県岡崎市で、パソコン作業を通じて皆さんの「稼ぐ力」を育てるお手伝いをしています。
時給300円からのスタートで、Excelやデザインなどの専門スキルを身につけながら、それぞれのペースで活躍されています。

「自分にもできるかな?」
「実際の雰囲気を見てみたい」

もし少しでもそう思われたなら、ぜひ一度、見学や体験にお越しください。
私たちは、単なる作業場所ではなく、あなたやご家族の将来を一緒に考えるパートナーでありたいと思っています。

岡BASEでは、見学・無料体験を随時受け付けています。
お子さんやご家族の将来について、どんな小さな不安でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
皆さんにお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにしています。

随時無料見学や体験を受け付けています

(受付時間:平日 10:00〜18:00)