障害のある子がいる場合、遺言書は必要?作成のポイント|障害福祉Q&A


岡BASE ピーシーラボ編集部

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A.作成しておくことを強くおすすめします。遺言書がないと、障害のある子どもが遺産分割協議に参加できず、相続手続きが進まなくなることがあります。

なぜ遺言書が必要?

理由 説明
遺産分割協議ができない 判断能力がないと協議に参加できない
成年後見人が必要になる 協議のために後見人を立てる必要
手続きが複雑に 家庭裁判所への申立てなど
時間がかかる 後見人選任に数ヶ月

遺言書がない場合の問題

流れ 内容
1 親が亡くなる
2 遺産分割協議が必要
3 障害のある子どもは参加できない(判断能力が不十分な場合)
4 成年後見人の選任が必要
5 家庭裁判所に申立て(数ヶ月)
6 やっと遺産分割協議ができる

遺言書があると

流れ 内容
1 親が亡くなる
2 遺言書の内容に従って相続
3 遺産分割協議は不要
4 スムーズに手続き完了

遺言書の種類

種類 特徴 費用
自筆証書遺言 自分で書く 無料(保管制度利用は3,900円)
公正証書遺言 公証役場で作成 数万円〜
秘密証書遺言 ほとんど使われない

おすすめは公正証書遺言

メリット 説明
無効になりにくい 公証人が作成をサポート
紛失しない 公証役場で保管
検認不要 死後の手続きがスムーズ
争いになりにくい 公的な文書として認められやすい

遺言書に書くこと

項目 内容
財産の分け方 誰に何を相続させるか
付言事項 家族へのメッセージ(法的効力はないが重要)
遺言執行者 遺言内容を実行する人

障害のある子への配慮

配慮 説明
生活費の確保 住まいや生活に必要な財産を確保
現金を残す すぐに使えるお金を用意
不動産の扱い 売却しやすくするか、住み続けられるか
兄弟への依頼 見守りや支援をお願いする旨を記載

遺言書作成の流れ(公正証書遺言)

ステップ 内容
1 財産の整理(どんな財産があるかリストアップ)
2 分け方を決める(家族で話し合い、方針を決める)
3 専門家に相談(弁護士、司法書士などに相談)
4 公証役場で作成(公証人と打ち合わせ、作成)
5 保管(公証役場で保管される)

費用の目安

項目 費用
公正証書遺言(公証役場) 財産額に応じて数万円〜
専門家への相談料 5,000〜10,000円/時間程度
専門家への作成依頼 10〜30万円程度

遺留分について

遺言書があっても、相続人には「遺留分」(最低限の取り分)があります。

相続人 遺留分
配偶者 法定相続分の1/2
子ども 法定相続分の1/2

障害のある子に多く残したい場合でも、他の相続人の遺留分に配慮が必要です。

負担付き遺贈

兄弟に財産を渡す代わりに、障害のある子の面倒を見てもらうよう条件をつけることもできます。

項目 内容
内容 「長男に自宅を相続させる。ただし、二男(障害のある子)の生活を支援すること」
注意点 負担が重すぎると履行されないことも
対策 具体的な内容を明記、他の制度と併用

よくある質問

質問 回答
遺言書はいつ作ればいいですか? 元気なうちに。認知症になると作成できません。
遺言書は書き直せますか? はい、何度でも書き直せます。最新のものが有効です。
自筆証書遺言でも大丈夫ですか? 有効ですが、形式の不備で無効になるリスクがあります。
専門家に頼まないとダメですか? 自分でも作成できますが、複雑な場合は専門家に相談をおすすめします。

相談先

相談先 内容
弁護士 遺言書作成、相続全般
司法書士 遺言書作成、登記
公証役場 公正証書遺言の作成
社会福祉士 福祉的な観点からのアドバイス

次にすべきこと

まず、財産の棚卸しをしましょう。そして、家族で「誰に何を残すか」を話し合い、専門家に相談することをおすすめします。

お困りのことはありますか?

この記事を読んでも解決しない場合は、お気軽にご相談ください。

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