特別支援学校の就職は難しい?5つの進路と相談先を解説

特別支援学校の就職は難しい?5つの進路と相談先を解説 就労継続支援(A型・B型)
羽柴太一

就労継続支援B型事業所 岡BASE 代表の羽柴です。保育士資格・幼稚園教諭一種・小学校教諭一種のバックグラウンドを持ち、教育・福祉の観点から利用者様一人ひとりの可能性を広げる支援を統括しています。また、社会教育主事として地域社会との連携を深めつつ、第二種電気工事士の技術を活かした実践的な作業指導や環境づくりも牽引。ソフト・ハード両面から、誰もが安心して活躍できる場所づくりに尽力しています。

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  1. 特別支援学校 就職が難しいといわれる現状をデータで確認する
    1. 卒業後の就職率はどれくらいか
    2. 一般企業への就職が難しい3つの理由
  2. 特別支援学校 卒業後の5つの進路と自分に合う選び方
    1. 5つの進路の特徴を比較する(比較表)
    2. どの進路が向いているかを判断するフローチャート
    3. 進路1. 一般就職(障害者雇用枠)
    4. 進路2. 就労継続支援B型(岡BASEの事例)
    5. 進路3. 就労継続支援A型
    6. 進路4. 就労移行支援
    7. 進路5. 進学(大学・専門学校)
  3. 特別支援学校卒業後の学歴と生活費の不安を解消する
    1. 特別支援学校の卒業後 高卒扱いになるかどうか
    2. 障害年金と工賃を合わせた生活費シミュレーション
    3. よくある質問:卒業すると何が変わるの?進路はどうなるの?
  4. 特別支援学校 卒業後に動き出すための3ステップと相談先
    1. まず動き出す3つのステップ
    2. 頼れる相談窓口と支援制度まとめ(一覧表)
  5. 特別支援学校の就職に関するよくある質問
    1. Q:特別支援学校から一般就職しやすい職種・業界には、どのようなものがありますか?
    2. Q:障害の種類によって、就職のしやすさや向いている働き方は変わりますか?
    3. Q:一般企業への就職を目指す場合、在学中にどのような準備や経験をしておくと就職につながりやすいですか?
  6. まとめ 特別支援学校を卒業したら一人で悩まずに相談しよう

特別支援学校 就職が難しいといわれる現状をデータで確認する

「就職が難しい」という話題に触れると、どうしても不安が大きくなってしまうものです。
ですが、現状を正確なデータで確認してみると、「悩んでいるのは自分たちだけではない」「決して道が閉ざされているわけではない」ということが見えてきます。

まずは、現状を正しく知ることから始めてみましょう。ここでお伝えするデータを読み解くことで、卒業後の具体的な対策がぐっと立てやすくなるはずです。

  • 卒業後の就職率はどれくらいか
  • 一般企業への就職が難しい3つの理由

卒業後の就職率はどれくらいか

文部科学省の調査(特別支援教育に関する調査結果)を見ると、特別支援学校(高等部)卒業後の進路は、一般企業への就職だけでなく、就労継続支援などの福祉サービスの利用を含めた複数の選択肢に分かれています。

年度によって割合は変動しますが、一般就職だけに集中しているわけではなく、多くの方が福祉サービスを利用しながらご自身のペースで社会参加を進めているのが実情です。

「卒業してすぐに一般企業で働くこと」だけが正解ではありません。
半数以上の方が、ご自身のペースに合わせた福祉サービスを利用しているのが現状なのです。

実際にサポートの現場でも、「まずは福祉サービスを利用して、生活リズムを整えることができて本当に良かった」という声を伺います。

一般就職以外の進路を選ぶことは決して珍しいことではなく、多くの方にとって現実的で自然な選択肢です。
だからこそ、無理をして一つの働き方だけに固執する必要はありません。

一般企業への就職が難しい3つの理由

では、なぜ一般企業への就職が難しいとされるのでしょうか。
それには、主に3つの理由があります。

  1. 職場のコミュニケーション
    一般的な職場では、曖昧な指示を理解したり、その場の空気を読んで行動したりすることが求められる場面が多く、これが強いストレスになってしまうことがあります。
  2. 職場環境への適応
    音や光に対する感覚過敏があったり、急なスケジュールの変更に柔軟に対応できなかったりするなど、職場環境そのものが本人の特性と合わないケースです。
  3. サポート体制の不足
    業務への定着を助ける専門的な支援体制が、受け入れる企業側に整っていないことも少なくありません。

ここでぜひ知っておいていただきたい重要なことは、これらが「本人の努力不足」ではなく、「環境と本人の特性とのミスマッチ」が原因だということです。
決してご自身を責める必要はありません。

環境さえ整えば、どの方も本来の力をしっかりと発揮できます。
ご自身に合った環境を見つけて生き生きと働いている方はたくさんいらっしゃいます。

特別支援学校 卒業後の5つの進路と自分に合う選び方

先ほどお伝えしたように、一般就職がすべてではありません。

卒業後には、大きく分けて5つの進路の選択肢があります。
ここからは、それぞれの進路の特徴を一覧で比較しながら、今のご本人に最も合う進路を見つけるための判断基準と、各進路の詳しい内容をご紹介していきます。

ぜひ、ご自身やご家族のペースに合った場所を見つけるヒントにしてみてください。

  • 5つの進路の特徴を比較する(比較表)
  • どの進路が向いているかを判断するフローチャート
  • 進路1. 一般就職(障害者雇用枠)
  • 進路2. 就労継続支援B型(岡BASEの事例)
  • 進路3. 就労継続支援A型
  • 進路4. 就労移行支援
  • 進路5. 進学(大学・専門学校)

5つの進路の特徴を比較する(比較表)

それぞれの進路について、「収入」「雇用契約の有無」「どのような方に向いているか」という3つの軸で整理しました。

まずはこの表を見て、全体のイメージを掴んでみてください。
複雑に思える制度も、並べて比較すると分かりやすくなります。

進路 収入の目安 雇用契約 向いている方
就労継続支援B型 月額1万円〜(工賃・事業所や通所日数により差あり) なし 体調に合わせて自分のペースで働きたい方
就労継続支援A型 最低賃金以上 あり 一定の配慮があれば、週数日以上安定して働ける方
一般就職(障害者枠) 企業規定に基づく あり 自立して働く力があり、一般企業で収入を得たい方
就労移行支援 なし(原則) なし 企業への就職を目指し、最大2年間の訓練を受けたい方
進学 なし(学費が必要) なし 専門的なスキルや資格を取得してから就職したい方

どの進路が向いているかを判断するフローチャート

自分に合う進路を見つけるためには、現状の「通所できる頻度」と「雇用契約へのプレッシャー」から考えていくのがおすすめです。

以下の質問に答えてみてください。

  1. 毎日(週5日)、決まった時間に通う自信はありますか?
    • はい → 次の質問へ
    • いいえ → 【就労継続支援B型】がおすすめです。週1日からなど、自分の心身のペースに合わせて無理なくスタートできます。
  2. 雇用契約を結び、会社のルールのもとで働く自信はありますか?
    • はい → 次の質問へ
    • いいえ → 【就労移行支援】や【就労継続支援B型】など、雇用契約のプレッシャーが比較的少ない環境から始める方法があります。
      ※【就労継続支援A型】は雇用契約を結ぶため、一定の出勤安定性が求められます。
  3. すでに希望する職種があり、一般企業で働きたいですか?
    • はい → 【一般就職(障害者雇用枠)】を目指しましょう。
    • いいえ → 【進学】して専門スキルを身につけるのもまた一つの進路です。

もし迷ってしまった時は、プレッシャーの少ない「就労継続支援B型」から試してみて、ご自身のペースをつかむ流れが非常に自然で安心です。
途中で進路を変更することも可能なので、まずは行動を起こしてみることが大切です。

就労継続支援B型とA型の違いは「就労継続支援A型B型の違いがわからない方向け!給料や仕事内容を比較してどちらが向いているか判断できるポイントを解説」で解説しておりますため、ご覧ください。

進路1. 一般就職(障害者雇用枠)

一般就職(障害者雇用枠)は、障害のある方を対象とした採用枠で一般企業に就職する進路です。

最大のメリットは、お給料の水準が比較的高いことや、企業の福利厚生を受けられる点にあります。
障害への配慮を受けながら、自立した社会人としてのキャリアをしっかりと築いていくことができます。

一方で、決められた業務時間を守り、職場のルールに適応する一定の自己管理能力はどうしても求められます。
向いているのは、体調が安定していて「企業で働きたい」という意欲が高い方です。

就職活動の際には、ハローワークや就労支援機関と連携し、ご自身に必要な配慮を企業側へ正確に伝えることが、長く働き続けるための鍵となります。

進路2. 就労継続支援B型(岡BASEの事例)

「雇用契約を結んで働くことは、今はまだ不安」という方にとって、最適な進路となるのが「就労継続支援B型」です。

ここは、ご自身の体調やペースに合わせて通うことができ、作業の対価としてお給料の代わりに「工賃」を受け取る仕組みです。
就労継続支援B型の概要は「就労継続支援B型とは?仕事内容から工賃、A型との違いも分かりやすく解説」で解説しておりますため、ご覧ください。

全国には多種多様なB型事業所があり、外で体を動かす農作業が得意な事業所や、パン作りなどコツコツとした手作業が得意な事業所など、それぞれに独自の強みと魅力があります。ご自身の特性に合った場所を見つけることが大切です。

一方、私たちが運営する岡BASEでの具体的な1日の流れは次のようになります。

朝は、ご自宅や指定の場所への無料送迎で事業所に向かいます。「一人で安全に通えるか不安」という保護者の方にも、大変安心いただいているサービスです。

通所後は、ご本人のペースに合わせてPCパーツの仕分けや解体などの作業に取り組みます。専用の道具を使った清掃作業もあり、機械いじりやコツコツした作業が好きな方に向いている内容です。もちろん、パソコンに触れた経験が少ない方にも、道具の使い方の基本から丁寧にお伝えしています。

お昼はみんなで栄養満点の温かい昼食(220円で提供)を楽しみ、午後も無理のない範囲で少し作業を進め、最後は再び送迎車で帰宅します。

厚生労働省の公表資料(令和5年度実績)によると、就労継続支援B型の全国平均工賃(月額)は23,053円です。
参考:厚生労働省|令和5年度工賃(賃金)の実績について

岡BASEでは、専門的なPC作業や丁寧な梱包作業などを通じて、工賃アップを目指せるよう支援しています。
生活リズムを少しずつ整えながら、誰かの役に立つ実感を得られることは、B型の大きな魅力のひとつです。

岡BASEの1日を実際に体験してみませんか。無理な勧誘は一切しません。見学のお申し込みはこちらからどうぞ。
見学・お問い合わせはこちら

進路3. 就労継続支援A型

就労継続支援A型は、事業所と「雇用契約」を結んで働く福祉サービスです。

B型とは異なり、労働基準法に基づいた最低賃金が保証されるため、収入が安定しやすいのが最大の特徴です。

サポートスタッフの配慮を受けながら働くことができますが、雇用契約を結ぶため、決められた日数や時間を安定して出勤し、責任を持って業務に取り組む力が求められます。

「一般企業で働くのは少し不安だけど、しっかりと収入を得ながら継続して働きたい」という方に適したステップです。
B型で自信をつけてから、A型へステップアップする方もたくさんいらっしゃいます。

進路4. 就労移行支援

就労移行支援は、一般企業への就職を強く希望している方のための、いわば「働くための訓練の場」です。

原則として利用期間は最長2年間と定められており、その間にビジネスマナーやパソコンスキル、面接対策などを基礎から実践までしっかりと学びます。

この訓練期間中は原則として工賃などは発生しませんが、就職に向けた専門的なサポートを集中して受けられるのが最大のメリットです。

卒業後すぐに働くのではなく、就職後の定着を見据えてしっかりと準備期間を設けたい、就職意欲の高い方に向いています。

進路5. 進学(大学・専門学校)

働く前に、さらに専門的な知識や技術を身につけたいと考えている方は、大学や専門学校への「進学」という道もあります。

特定の分野の専門スキルや資格を取得することで、将来の人生の可能性や、就職先の候補を大きく広げることができるのが魅力です。

ただし、学費の負担が発生することや、学校生活における独自のサポート体制(合理的配慮)がご自身に合っているかを、事前にしっかりと確認する必要があります。
また、卒業後の就職先の実績なども、オープンキャンパスなどで聞いておくと安心ですね。

特別支援学校卒業後の学歴と生活費の不安を解消する

進路の道筋が見えてきても、「最終学歴の扱いはどうなるのか」「工賃だけで将来の生活費はまかなえるのか」という現実的な不安は、なかなか尽きないものですよね。

こうした悩みは一人で抱え込んでしまいがちですが、実は「聞かないと教えてもらえない」「調べないとわからない」情報がたくさんあります。
日々の生活に追われてしまい、「そもそも何を聞いたらよいのかわからない」と感じている保護者の方も少なくありません。

そんな時は、一人で悩まずに岡BASEのご家族向けコミュニティで情報共有や相談をしてみませんか?

  • コミュニティでわかることの例
    • どこで過ごすか:一般就労の可能性や福祉サービスの違いなど、卒業後の進路について。
    • お金のこと:障害年金などの将来の経済的な備え、親なき後への備えについて。
    • 生活と自立:住まいの確保や移動の手段など、親元を離れる準備について。

過去に行われた支援学校に通うお子様のご家族との座談会では、「卒業後のサービスの流れがひと目で分かるチャートが欲しい」といったご意見や、「相談支援員さんや市役所への問い合わせは敷居が高い」といった切実な声も寄せられました。
同じ悩みを持つ方や支援のプロと気軽に話せる場所があるだけで、心の負担は大きく軽くなります。ぜひお気軽にご参加ください。

それではここからは、学歴の客観的な事実と、経済的な不安を少しでも軽くするための、具体的なお金のシミュレーションをご説明します。

  • 特別支援学校の卒業後 高卒扱いになるかどうか
  • 障害年金と工賃を合わせた生活費シミュレーション
  • よくある質問:卒業すると何が変わるの?進路はどうなるの?

特別支援学校の卒業後 高卒扱いになるかどうか

特別支援学校高等部を卒業した場合、学歴表記は一般に「特別支援学校高等部卒」となります。

制度上、高等学校卒業と同等に扱われる場面もありますが、求人票の要件表記や企業ごとの運用によって確認が必要なケースもあります。

そのため、気になる求人がある場合は、学校・ハローワーク・支援機関を通じて、応募条件や選考上の取り扱いを事前に確認しておくと安心です。

障害年金と工賃を合わせた生活費シミュレーション

「一般就職をしなかった時、生活費は足りるのだろうか…」
これは、ご家族にとっても最もご相談の多い不安要素のひとつです。

しかし、福祉制度を正しく活用すれば、こうしたお金の不安は大きく軽減されます。

例えば、実家で暮らしながら就労継続支援B型に通った時の収支をシミュレーションしてみましょう。

20歳以降、要件を満たして「障害基礎年金(2級)」を受給できる場合、年金額(※年度ごとに改定)にB型の工賃を組み合わせることで、生活費の見通しを立てやすくなります。
そこに毎月のB型での平均的な工賃を合わせると、月々の収入の土台を作ることができます。

収入の内訳 月額の目安
障害基礎年金(2級) 約6〜7万円台(年度により改定)
就労継続支援B型の工賃 約23,053円(全国平均)
合計の目安 約8〜10万円台(年金額・工賃により変動)

さらに、条件を満たせば「特別障害者手当」などを追加で受給できる仕組みもあります。
「思ったよりも計算のめどが立ちそう」と安心されるご家族も少なくありません。

障害年金は、20歳前後のタイミングを見据えて早めに情報収集や相談を始めておくことが大切です。
このように各種制度と工賃を組み合わせることで、無理のない生活基盤を整えていくことは十分に可能です。

就労継続支援B型の工賃については「就労継続支援B型の工賃はいくら?平均収入から時給換算、高い事業所の特徴と能力給まで徹底解説」で解説しておりますため、ご覧ください。

岡BASEの工賃の詳細や昇給の仕組みは、見学の際に直接ご確認いただけます。まずは一度お問い合わせください。
見学・お問い合わせはこちら

よくある質問:卒業すると何が変わるの?進路はどうなるの?

保護者の方からよくいただく質問についてお答えします。

Q:卒業すると何が変わるの?

A:相談先や担当の相談支援専門員が変わる場合があります。

一般的には18歳前後が大きな区切りとなることが多く、利用する制度の枠組み(児童向けの支援/成人向けの支援)が変わるためです。
ただし、実際の切り替え時期や流れは自治体・相談支援事業所の運用によって異なるため、学校や現在の相談先に早めに確認しておくと安心です。

Q:進路(就労先)はどうなるの?何をしてくれるの?

A:もちろん一般就労もありますが、これまでご説明してきた通り、以下のようにご本人のペースに合わせた様々な進路が用意されています。

  • 一般就職(障害者雇用枠)
  • 就労移行支援
  • 就労継続支援A型事業所
  • 就労継続支援B型事業所
  • 生活介護
  • 進学(大学・専門学校など)

特別支援学校 卒業後に動き出すための3ステップと相談先

目指す方向やお金の見通しが立ったら、次は「いつ、どこに相談して、どう動けばいいのか」を実際の行動に移していきましょう。

福祉の支援制度はたくさんありますが、そのすべてを暗記する必要はありません。
一番大切なのは、「今日できる具体的な行動」から始めてみることです。

どこに相談すればいいか迷った時のために、頼れる専門機関もしっかりと整理しましたので参考にしてくださいね。

  • まず動き出す3つのステップ
  • 頼れる相談窓口と支援制度まとめ(一覧表)

まず動き出す3つのステップ

今後の進路を決めるためには、頭で悩むよりも、以下の3ステップで実際に行動し、体感してみることが一番の近道です。

  1. 情報収集と見学の開始(高校2年生の秋頃〜)
    まずは気になる事業所のウェブサイトを調べたり、学校の先生から情報を集めましょう。
    この時期から、「少し見学して雰囲気を知る」という気軽な気持ちで動き始めるのが理想的です。
  2. 相談支援専門員に連絡する
    福祉サービスを利用するために、道筋を一緒に立てて伴走してくれるプロの「相談支援専門員」に繋がることが大切です。
    学校や役所の窓口で紹介してもらうことができますので、遠慮せずに頼ってみてください。
  3. 体験利用でじっくり比較する
    見学をして、少しでも雰囲気が良かったり「優しそうだな」と感じた事業所があれば、実際に数日間通ってみる「体験利用」を申し込みましょう。
    自分の肌で感じて比較することで、「ここなら心地よく通えそう」という自信に繋がります。

就労継続支援B型の利用までの流れは「就労継続支援B型を利用するまでの流れと必要な準備。期間や手続き方法をわかりやすく解説」で解説しておりますため、ご覧ください。

頼れる相談窓口と支援制度まとめ(一覧表)

「色々な制度があって、どこに行けばいいかわからない…」と迷ったとき、一人で抱え込まずに頼れる専門の相談窓口を一覧にしました。

これらをひと目で把握しておくだけで、いざという時の安心感が違いますよ。

相談先・支援制度 主な役割とサポート内容
ハローワーク 障害者専用の窓口があり、一般企業等の求人紹介や就職相談を行います。
就業・生活支援センター(なかぽつ) 働くことの悩みだけでなく、毎日の生活における不安まで一体的にサポートする機関です。
ジョブコーチ(職場適応援助者) 就職後、一緒に職場へ訪問し、当事者と企業の間に立って実務をサポートしてくれます。
就労選択支援 一般就労と福祉的就労のどちらが合うかを整理するための支援制度です。地域や時期によって案内状況・利用方法が異なるため、自治体や相談支援専門員への確認が安心です。
グループホーム 親元を離れて自立した生活を目指す方に向けた、支援スタッフが駐在する住まいです。

まずは学校の先生や市役所の窓口へ声をかけるだけで、いつでも必要なプロフェッショナルへと繋がることができます。

特別支援学校の就職に関するよくある質問

特別支援学校からの就職について、進路を考える際によくある疑問をまとめました。

職種選びや障害特性に合った働き方、在学中に準備しておきたいことについて解説します。

  • 特別支援学校から一般就職しやすい職種・業界には、どのようなものがありますか?
  • 障害の種類によって、就職のしやすさや向いている働き方は変わりますか?
  • 一般企業への就職を目指す場合、在学中にどのような準備や経験をしておくと就職につながりやすいですか?

Q:特別支援学校から一般就職しやすい職種・業界には、どのようなものがありますか?

A:特定の職種や業界が一律に「就職しやすい」とは限らず、本人の得意・不得意と仕事内容、職場環境が合っているかが重要です。

例えば、作業手順が明確な軽作業や製造、清掃、事務補助、データ入力などは、仕事内容を具体的に確認しやすく、選択肢の一つになります。

ただし、同じ職種でも会社によって業務内容や求められるコミュニケーション、勤務時間、サポート体制は異なります。

職種名だけで判断せず、職場見学や実習を通じて「無理なく続けられる環境か」を確認することが大切です。

Q:障害の種類によって、就職のしやすさや向いている働き方は変わりますか?

A:障害の特性によって働きやすい環境や必要な配慮は変わりますが、障害名だけで向いている仕事を判断することはできません。

同じ障害がある方でも、得意な作業や苦手な環境、体調、コミュニケーションの取り方などには個人差があります。

そのため、「どの障害だからこの仕事」と考えるよりも、指示の受け方、作業時間、音や光などの職場環境、通勤方法、必要な休憩やサポートなどを具体的に整理することが重要です。

本人が力を発揮しやすい条件を明確にすることで、一般就職だけでなく、就労移行支援や就労継続支援なども含めて、自分に合った働き方を検討しやすくなります。

Q:一般企業への就職を目指す場合、在学中にどのような準備や経験をしておくと就職につながりやすいですか?

A:在学中は、仕事のスキルを増やすこと以上に、「自分がどのような環境なら安定して働けるのか」を把握しておくことが大切です。

学校での作業学習や職場実習などを通じて、得意な作業、苦手なこと、集中できる時間、必要な配慮を具体的に整理しておくと、就職先を選ぶ際の判断材料になります。

また、決まった時間に通う生活リズムや、分からないことを質問する、困ったときに相談するといった習慣も、就職後の働きやすさにつながります。

実習後には「できたこと」だけでなく「どのような条件ならできたのか」まで学校や家族と振り返っておくと、本人に合った職場を探しやすくなります。

まとめ 特別支援学校を卒業したら一人で悩まずに相談しよう

「特別支援学校からの就職が難しい」と感じやすいのは、進路の選択肢の中で「一般企業への就職」だけに目を向けてしまったときです。

ここまでご説明してきたように、決して道が閉ざされているわけではなく、就労継続支援B型をはじめ、ご本人のペースに合わせて選べる5つの道が用意されています。

お金面での不安も、支援制度をうまく組み合わせることで、一人で何とかしようと抱え込む必要はなくなります。

最も大切なのは、不安な気持ちのままで立ち止まるのではなく、見学や相談といった「まず動き出すこと」です。
実際に足を運ぶことで、安心できる出会いがきっとあるはずです。

少しでも現状に悩みや不安を感じている方は、一人で悩まずにぜひ岡BASEへご相談ください。
ご本人もご家族も安心できるような、今の自分自身らしく輝ける場所を見つけるためのサポートを全力で行います。

見学・ご相談はこちら(岡BASE お問い合わせ)